滋賀と福井

滋賀県といえば琵琶湖です。「急がば回れ」の語源にもなった琵琶湖です。
琵琶湖を望む彦根城は、山のてっぺんに建てられているだけあって、いい眺め。
天守閣は三層なので、本丸から直接見ると低くてしょぼいです。
あと、大手門からは天守閣が見られませんので、正門から入場したほうがよさそうです。

お昼ごはんは近江八幡にある「かね吉」ていう肉屋の二回にあるティファニーという洋食屋。
日ごろ五百円未満の制限がかかっている昼食代が、一気に三千円以上に膨らみますが、それを補って余りあるおいしさでした。
何しろステーキの牛肉が脂っこくなくそれでいてやわらかい。
付け合せもゴボウとかサトイモとか、一見ふさわしくなさそうなのに実にあう。
あれはよいお店です。名前のダサさがもったいないです。

菌神社ってご存知ですか。「くさびらじんじゃ」と読みます。
名前だけでネタになります。
一晩であたり一面にキノコが生えたせいでこんな神社が建てられたのだとか。

ホテルは、福井県は小浜の「せくみ屋」。
ここの夕食も気取らない和食で、結構好みです。
十点中八点てところでしょうか。刺身が少し悪かったですが、まあ、許容範囲内。
小浜湾の夜景が見られます。向かいの半島に送電線が林立しているのが我慢ならん。

福井県には(なぜか)とまるだけで、翌朝はまた山を越えて滋賀県へ。
鯖街道というらしいです。京都に若狭の鯖を送りつけるための街道。
分水嶺どこ?ってくらいなだらかでした。
峠を越えると琵琶湖の西に出ます。
高島市にある「総本家喜多品老舗」なるごっつい鮒寿司屋でお昼をいただきました。
鮒寿司って、あれですな。においだけは腐ってます。完膚なきまでに腐敗したにおいです。
でも、食べるとおいしい。日本酒が進む。