日本のエンタテイメント

日経新聞の夕刊に、紙面こそ別々でしたが電車男が小説と映画でダブルミリオンを達成しそうな件と、
日本のアニメが海外で頭打ちになっているという話題が載っていました。
電車男は未読、未見なのですがいずれは買う予定です。本屋で最初の数ページを読んで
「文庫で買おう」と思ったのが運のつきでした。
やはり流行には早いうちに乗るに越したことはありません。
日本のアニメが2Dどまりで、3Dは所詮付け合せというのがアメリカ人には不満だそうで。
キャラの描き分けがなってないとか、下品なシーンや残酷なシーンが多いというのも一因だそうです。
昔から言われていることですが、改めて言われるとアメリカの妙な倫理観が笑えます。
アメリカにしてみれば日本の倫理観がおかしいということになるのでしょうが。
われわれ日本人から見ればアメリカは、
「成人向けビデオは無修正なくせに、アニメで下着が見えたというだけで成人扱いになる国」ですし、
アメリカ人の視点から考えれば日本は
「アニメでは下着姿や半裸が氾濫しているのに、実写では濃密な修正が加えられている国」となるわけです。
あまりそのあたりを熱く語ってもいけないのですが、この日記を目にとめられた方はどう思われるでしょう。
私としては実写ではできない過剰で微妙なアクションをこなせてこそのアニメだと思います。
ちなみに、CartoonNetworkの番組表(アメリカの)をみていたら、犬夜叉が成人枠にされていて私は頭を抱えました。
あれのどこが成人向けだ?日本じゃ7時開始の番組だったはずだが。
ああ、あれか。過激な戦闘シーンがお子様向けではなく、ストーリー展開からして動物虐待の嫌疑でもかけられたのか?
キャラクタの描き分けができていないというのは、作画担当の方が同じな場合があるからでしょう。
一応同一作品内ではキャラかぶりがないはずですし。
それともあれか。もう少し口元のしわとかほくろとか、そこら辺も書き込めといいたいのか。
2Dと3Dの問題は、日本のアニメが漫画原作によるところも大きいと思う。
どうしても2Dのウエイトが高くなる漫画を下敷きにする時点で、3Dの起用に待ったがかかってしまうのではないかと私は疑っております。
私としては、無理にアメリカの需要に合わせたアニメを作るのではなく、
原作の漫画をアメリカで大流行させて2Dへの耐性と、お色気への免疫を植えつけた上でアニメを仕掛ければ、
たいした規制もかけられないのではないかと思います。
あるいは!
深夜帯で成人指定がかけられることを逆手にとって、日米同時放送なんてのもいいかもしれません。
つまり、日本とアメリカで同時に同じ番組を放送するのです。
大体アメリカとの時差は地域と季節にもよりますが+7〜10時間。
日本が午後6時、7時のとき、アメリカは深夜の1時〜4時。
脚本の翻訳とアフレコさえ間に合えば無理な話ではありません。
まあ、アニメの露出が最近少し過剰な気がするのも事実なので、もっとさわやかな色気にしてほしいと思うのも少しは感じる今日この頃です。