初代PCを送る

いい加減部屋の片隅でほこりをかぶっていた初代PCを製造元にリサイクルに出すことにしました。
本来なら、回収に来てくれてもよさそうなのですが、リサイクルが法律で義務付けられる前に買ったパソコンです。
どうすれば回収してもらえるのかわかりません。
それどころか、製造番号の規格が現行のものと違うせいで「問い合わせフォーム」が利用できなかったり、「製造番号がわからないお客様用フォーム」がバグっていたりしてどうすればよいのか皆目不明な日々が三ヶ月も続きました。
しかし、粘り強い交渉の結果(といっても3回電話しただけですが)、会社のほうからお客様実費で送ってくれ、といわれてしまいました。
とはいえ、五年前のパソコンです。パソコンを買ったとき包んでいた梱包用の箱なんてありません。
家の中を漁っていたら一個だけ十分な大きさのダンボールを見つけました。
サイズ的にディスプレイが入りそうなので、キーボードやマウスなどと一緒に突っ込み、緩衝材は新聞紙で代用して梱包しました。
問題は、パソコン本体です。
ダンボールがありません。
とりあえず、宅配便の業者が箱を持ってきてくれることを期待して、集配センターに電話をかけてみることにしました。
とりあえず、郵政民営化でゆれるゆうパックに電話を。
私:「箱は無くても大丈夫ですか?」
係:「大丈夫ですよ」
というわけで、とりあえず来てもらうことにしました。
電話番号と住所氏名を聞かれます。
係:「で、お送りになる荷物の大きさは?」
私:「う〜ん40×40×20センチくらいですかね」
昔のパソコンなので、サイズがでかいのです。
係:「40×32×23センチのものでよろしいでしょうか」
・・・・・・こっちが言ったのよりも小さい箱を提示してどーする。
結局、ゆうパックが提供できる最大の箱(35×45×35)をもってしても、初代PCは入りきらないようでした。
仕方が無いので、他の業者はどうなのか調べてみました。
宅急便は35×52×29が限界のようです。
ペリカン便は50×30×20が限界。
どちらもパソコン宅急便やパソコンポていう専用のサービスがあるのですが、箱代だけで千円以上するようなので、やめました。
ここまで調べてふと気づいたこと。
マンションのゴミ捨て場に適当なダンボールがあるかも・・・・・・。
ごみ漁りをしても見つかりませんでした。
最後の手段です。
リサイクルといっても、年代物で、しかもマザーボードコンデンサが液漏れを起こしている再起不能の代物です。
CRTも横に筋が入ったりしてかなり使い物になりません。
ならば、もう少し痛んでいても大丈夫なのではないでしょうか?
そ、こ、で。
本体とCRTを無理やり一つの箱に収めるというのはどうでしょう?
本体の横幅をとっているのは5インチベイと電源ユニット、それにVRAMです。
そいつらを取り外して、がらんどうになった本体に、CRTの後部をめり込ませれば一つの箱に収まりそうです。
・・・・・・見事に収まりました。
ちょっときつそうで、かなり無理のあるレイアウトですが、ちゃんと一つの箱に収まっています。
これ、送りつけられた製造元はさぞや迷惑だろうな・・・・・・。
デポジットはいりませんって言ったぐらいじゃダメかな。