クリスマス

キリストの降誕を祝うのが本来の趣旨なのに、少なくとも日本ではサンタクロースが主役の座を占めています。
聖夜の主役であるキリストが、後から加えられた脇役にすらならない人物にすべてを持っていかれるのは、信者でなくとも悲しいものがありますよね。たとえていうならば、オペラの主役が見せ場を歌っているときに合唱その1がすべてを掻っ攫うというようなものです。最近では、そこに「カップルで過ごすステキな夜」とかいう独り者をバカにしたような意味を付け加える商魂たくましい人たちがいたりいなかったり。僻みではありませんよ?無節操さへの幻滅です。
今日は午前のうちに教会へ行って、夕べの降誕祭を祝えなかった分の埋め合わせをし、午後はアイーダの大道具の片づけをしていました。ベニヤや垂木から釘を抜き、何本か束ねてゴミに出します。団室の近くに雨が降るとぬかるんで歩けないところがあったので、ゴミに出す垂木の一部を敷き詰め、その上に看板に使っていたベニヤを乗せてみました。霜が発生した時点で歪んでしまうと思いますが、すのこを作る暇もないのでこれで良しとしましょう。もし蝶々期の大道具が余ったら本格的な対策をするかもしれません。
で、その後打ち上げで渋谷へ行ってきました。
なぜか深酒の挙句、酔っ払ってホフマンばりの昔語りをしたりしてしまいました。皆さんごめんなさい。内容は……思い出したくない。