そして落選

ま、世の中そうそう都合の良いお話は転がっていないのですから、仕方ありません。
実力も伴ってないですしね。力任せは通用しないってことです。
でも、性懲りもなく来週再チャレンジします。
……時事の話をする気はあまりないのですが、どこぞの首相さんは「再チャレンジ」を合言葉にしているのだそうです。
再チャレンジって、私が今回使ったように「いっぺん失敗したけどやり直そう」という意味合いで使うことの方が多いような気がします。少なくとも、漢字に直した「再挑戦」という言葉は、字面だけ見ればそういう意味に取れると思います。
ところが、いつの新聞で読んだのか忘れましたが、宮崎県知事選でそのまんま東が当選したときに、この首相さんは「そのまんま東氏は再チャレンジに成功した」とコメントしたらしいです。手前の推した候補が敗れた割りには都合が良いと思いますが、そんなことはさておき、そのまんま東って既に成功した人間じゃないかと私は思うのです。全国的な知名度がありますし、それなりの下地が既にできていたような気がするのです。僻みじゃないですけど。
でも、本来そういったポテンシャルが既にある人など世の中に早々いるわけはなくて、たいていは無名無一文のレヴェルからの再出発だと思うのです。私自身はそれになぞらえて使ったまでで(キャストに落ちればほんのわずかな出番しかないというだけで)、キャストオーディションに生活がかかっているわけではないのですが、少なくとも国という単位では、そういうレヴェルを前提にするべきだと思うのです。
家造りの捨てた石が、隅の親石となった。
さすがにそこまでは期待しませんが、目標はここにあるべきだと思います。