差し替えるのが面倒なので

日付は5日ですが、4日の話をします。父と二人でデート(違)でした。
まず、レッドダイアモンドという映画を見てきました。シエラレオネの内戦を舞台に一つのダイアモンド原石をめぐってレオナルドディカプリオ御一行が大冒険という、ハリウッドの大好きな筋書きですが、他の映画とひときわ目立って違うのが、かなり社会的なメッセージをこめた映画に仕上がっているということでしょう。内戦、残虐な反乱軍、資金源、人間の欲望、(そしてハリウッド十八番の)家族愛。それらが臭くなりすぎない程度に生々しく描かれているのです。よく出来た映画です。主人公マジックは効きまくりですが。



そのあと、国立ロシア美術館展へ行ってきました。
今までロシアというくくりで絵画を見たことはなかったのですが、ロシアの絵画はいろんな意味でリアルな絵で気に入りました。何がいいって色彩がいい。あと、モデルもいい。
美術史に詳しくないので印象で語るしかないのですが、「例えばフランスの印象派が映画のワンシーンを切り抜いたような絵であるのに対し、ロシア移動派の絵はジャーナリストが撮った写真のようでした」といえば伝わるでしょうか。伝わらないかな。
なんにせよ、西欧とは一味違ったタッチの絵が楽しめます。テレビで何度でも放映されるイタリア絵画よりは、こちらのほうを一度見てみるといいのではないでしょうか。
気になったのは、展覧会の途中で流されていたビデオで、BGMにオッフェンバック*1を使っていたような気がすること。
なぜ?!

*1:ホフマン物語ジュリエッタ舟歌だと思うな〜チラッとしか聞いてないけど