義侠心?

昨日とは違い、某歌劇団の話です。
時折このブログが総監督ブログなの〜?ときかれますが、総監督ブログは別にあります。
こっちは総監督裏ブログです。個人的なことも書きます。心情の吐露もします。
私に理想的なイメージを抱いている人、私のイメージを損ないたくない人はこれを読まないほうがいいかもしれません(いないか)。
私は時折デリカシーに欠けるのでこれを読んで傷つく人もいるかもしれませんし、某歌劇団の将来に不安を覚える人もいるでしょう。
特に今、気分のいい人、あるいは気分の悪い人、ないしはプライドの高い現役の団員さんには、お勧めできない話題を今回書きます。冷静なときじゃないと、ダメだと思います。それを覚悟の上でお読みください。



で、改まって何の話かというと「弾ける人がいない」という話。
私の見当違いだったらごめんなさい。
私のイメージしている歌劇団(歌、オケ含む)ないしは、学生オケ一般というのは、学生時代をこんな感じに過ごします。

  1. 上手くて後輩指導もできる現役生がいる。
  2. 玉石混合の新入生(幼稚園のころから楽器をやっていたような上玉から私みたいな石まで)がいる。
  3. 玉の新入生は上手くなる。石の新入生も使えるようにはなる。
  4. 時期が来たら学年が上のものから順に抜けて世代交代が起こる。

1にリピート…………

この前提が間違っていると思ったらここで止めてください。私を世間知らずと笑ってくれれば結構です。
以下はこの仮定が正しいものとして話を進めます。
このサイクルは見てのとおり非常に繊細でありまして、どっかで切れてしまったら困るわけです。
2あたりが切れてももう一年すれば何とかなるかもしれません。幸いにして一年周期で供給は絶えませんから。
3や1が切れちまったらとっても困るのです。3は新入生の熱心さも関係しますから、もう一年待てばって考えも出来ます。
が、1が切れるのは致命的。とりあえず外部から何らかの方法でドレインしなければならない。なぜなら、玉の新入生は上手い人がいないところには入らないからです。中には入ってくれる酔狂な人もいますが、当てには出来ません。
ここまで読めばお察しのとおり、今回は1に近いことがおきてるからこういうことを書いているのです。
幸いにして全パートで起こっている現象ではないのですが、起きている場所が場所なのであえて「相当クリティカル」と書きます。
あえて書きますが、どこかといわれれば馬の尻尾をぶん回すところです。肩に乗るサイズです。足に挟むところは何があったのか今年大量供給されました。
もちろん、弾ける人がいないとは思いませんが、いかんせん比率が悪いのと、弾ける人はたぶん大人しい感じ。個人の技術はある人もいるのかも知れませんが(オケ出身ではないのでちょっとわからん)オケとして弾ける人は少ない気がする。そうでもないのかな?
とにかく、恨みを買うのを承知でうるさく指摘してくれる人、きちんと手本を見せられる人、そういうのがあまり見当たらない。そういうことができる人というのは、自分に役回りが来る前からやっているはずだから。一人では足りない。なにしろ、2手に分かれてやるのだから、最低でも二人。出来れば片方が休んだときに代打が出来る人とか、休憩のときにサポートできる人も欲しい。もちろん、指摘するだけじゃなくて気配りが出来るのも大切なのだが。
私がやる曲は縦と横がきっちり合わさってるので、継続的に息をそろえる練習が必要だし。
もちろん、口うるさい指摘が私にも飛んでくることは承知の上で、指摘できる弾ける人というのが欲しい。
私がやる曲はなんとかなったとしても、その次がその次だから、このままじゃもたない。下手すれば、来年度のいい新入生を獲得できない。
ここでうじうじしてても始まらないのだけれど、これだけは言いたい。
どっかに弾けて指摘できて気が利いて毎週練習に来れて途中で投げ出さない人はいませんかね〜?
できれば複数年在籍できる人。弾けるといってもプロ級である必要はなし。学生オケの目線で。
身内にそういう人が残っていて、出番を待っているだけだったら、見つけられなかった私が悪いのだけれどね。
まあ、現状を見て投げ出さない義侠心のある人がそこらじゅうにころがってるとは思えないけど。いたら神と崇めたい。