JAXA見学とはやぶさ

本日は2時間目が休講でした。午後は学科の企画でJAXAの相模原キャンパス見学会。
この間、パラレルポートの入出力を扱うソースをVC++で書き書き。パラレルポートを入力、出力の両方のモードで扱うことに挑戦してみるので、制御のために別のピンを使って外部装置にどちらのモードか教えてあげないと、混信して間抜けなことになります。うまくいくかお楽しみ。
いったん自宅に帰って荷物を入れ替え、JR→新宿で小田急に乗り換え→町田でJRに乗り換え、のルートで行きました。間に小田急を挟んだほうが安くて早いとはこれいかに……
見学者は私を入れて7人……いくら相模原が遠いからとはいえ、1学年100人からの学科生のうちこれだけしか参加しないのかよぅ。普段見学者お断りのところとかも見せてもらえるのに……
で、研究内容の説明(若干専門的な言葉で)や研究室見学をさせてもらいました。
先生によっては宇宙空間用のプロセッサ開発、またある先生は微小重力下の環境で使う実験設備*1、他にも不整地を自動走行する仕掛けの開発とか、研究内容は多岐に渡っておりなかなかたのしそうでした。
相模原といえばISASISASといえばはやぶさ、というわけではないと思いますが、今をときめくかぐやではなく、もっぱら人工衛星といえばはやぶさ関連、どれだけ外れてもISASの枠からは出ませんでした。やっぱり独立した組織を3つ統合しても、すぐには一体化しないものなのですかねぇ。
もっとも、相模原の管制室では旧ISASで扱った衛星の管制しかしていないので、話題がそこ以外に収束しようがないというのもあるのでしょうけど。
はやぶさに搭載されていたミネルヴァの予備、というか地上試験用の双子も触らせてもらいましたよ。意外と軽い!小さい!かわいい!
他にも裏話も教えてもらいました。はやぶさが無事に帰還して全ミッションが終了するまでは誰にもいえない秘密とかもあるそうですよ。こうなったら、ますますはやぶさには最後まで任務を全うしてもらいたいですねぇ。
あ、で一部の人しかうらやましくないでしょうけど、はやぶさの管制室の中まで入らせてもらいました。
ちょうどはやぶさとの交信時間だったので、はやぶさの送ってきた信号とか、はやぶさの今(といっても光のスピードがあるのでリアルタイムではない)の状態とかも見せてもらいました。バッテリー4個の残量が0Vとか通信速度がMGAでの256bpsとか、そういったデータを、ソラリスの画面に次々と並べてもらいました。ファン垂涎の様子だったに違いありません。
JAXAのひとたちもはやぶさまとめはみているらしく、擬人化された絵が壁に貼ってあったり、変なところで茶目っ気が。
がんばれ、日本が誇る世界の最先端。


追記:
現在1月10日午前2時20分。
パラレルポート制御のプログラムをデバッグ中に、壁にぶち当たる……と思ったらfor文の書き間違いだったというオチ。そんなところを間違えるわけないと思っていたから全然注意を払っていなかったorz
コンパイルの段階では認識しないエラーだったらしく、約20分にわたって「メモリの変なところを触らないでください><;」「まあよいでわないか……ぐっへっへ」を繰り返しておりました。
私が世界の最先端に立つには、まだまだ時間がかかりそうです。

*1:気球で高高度まで持ち上げて実験装置を落とすらしい。実際に飛ばす結構太い気密筒を見せてもらいました。