森の都

作並温泉に一泊し、この日は仙台市をまたいで松島を見てきました。これで日本三景を制覇。
まず、近くにある瑞巌寺というお寺を拝観。由緒をたどると鎌倉時代まで遡ります。博物館には北条政子の書状とか、その写しに書き込んだ注釈とかがあります。歴代の和尚さんたちのポートレートも面白いです。
参道脇も凝灰岩質の崖になっており、カタコンベのように洞穴が掘ってあります。中には石碑が安置されているのですが、雨風の浸食を受けて天井が崩れているものもあり、現在は立ち入り禁止。苔むした階段とかは神秘的でした。
そして遊覧船で松島めぐり。
松島湾はものすごく穏やかな海で、船が全く揺れません。外海に出た途端波が来るので、遊覧船に乗っているとすごく差が分かります。
松島湾も凝灰岩質なので、海によって侵食された岩が自重で崩れていたりしています。その上に松が生い茂っているのは、土がない環境でも松が育つから。
遠くの小さな岩の上に、盆栽のように小さな松が枝を広げている様子に感心しました。