生きる意味

先日、大学院の入学式までに時間が有り余っていたので、たまたま近くにあった本屋で買った「生きるのも死ぬのもイヤなきみへ」が個人的に大外れでした。
社会生活がイヤになった典型例としての架空の人物4人と筆者の対談のような形式になっているのですが、これがまず個人的に気持ち悪い。どうしてもいい年したオッサンが人形と会話しているイメージしか沸かないのです。筆者に都合のよい人物像を作って筆者が安易に議論を誘導する空しさが先行してしまいます。
しかもなんか哲学者の名前や考えを散らしてはいるけど、どうも筆者の発言はそこいらの同情的なオッサンのコメントにしか感じられない。
ぶっちゃけ「先生!ボクは○○で××なんです!」「そうかいそうかい。かわいそうにねぇ。その気持ちや行動は別に特殊なことではないんだよ」みたいのが延々と続いている気がする。いや、ホントはもうちょっと深いことを言ってるんでしょうけど。
というわけで、個人的大外れでした。