旅は道連れ世は情け

男二人で手を取り合って


というわけで、シンガポールチャンギ国際空港まで来ました。
エアバスA380でした。個人的にはこれに乗れたことがうれしいです。総2階建てが売りの当機ですが、2階建てというだけあって、居並ぶ他機より頭一つ抜き出て存在感があります。正面から見ると面長でちょっと頭でっかちに見えます。
重量があるせいか、離陸時の加速度もほかの機体よりは若干遅めに感じられました。椅子の座り心地とかは普通。映画視聴の方式は、最近の流行に従って機内のどこかのサーバに保存されている映画を、客席の端末でストリーミングする方式。もはやスクリーンに大写しで乗客全員が同じものを見る時代は終わったのですね。
おかげで、チャンネル数が多い多い。ときどきラグがあるのは、客が一斉に操作しているせいでしょうか。まぁ、エコノミーですからリソースの割り当てが下位なのはいいですが、次世代の飛行機なんだから、そこらへんをケチってほしくなかったなぁ。
あ、あとトイレってもうちょっと増えないかな。
それ以外は大満足。


そんな、空の旅を堪能した後、これから夜行でチューリヒまで行きます。出発が午前1時って暇すぎます。
暇だったので機内で隣同士だった海上保安官の人と夕食まで共にしました。彼はモルディブまで泳ぎに行くそうです。頼んだ麺がトウガラシとココナツの聞いた麺で、とってもおいしかったのですが、1時間たった今でも胃がひりひりします。
ちなみにここの空港は無線LANをただで使えます。インフォメーションセンタのお姉さんにパスポート見せると、IDを発行してくれます。世の中便利。南方熊楠の時代とはえらい違いです。