バールマン

彼の名はバールマン。バールのようなものを片手に悪と戦う正義のヒーロー。
幼少期、テレビでやっていた「後楽園ゆうえんちで僕と握手!」のCMに触発され、大きくなったらヒーローになろうと心に誓ってから早二十年。大学を卒業し、晴れてヒーロー一級の資格を取ったものの、既に後楽園ゆうえんちのヒーローショーは無くなっていたのだった。
夢を捨てきれない彼は、隣接する文京シビックセンターの舞台スタッフとして働く傍ら、悪の秘密結社と戦う日々を送っていた。
悪を追い回す日常には、一つの希望があった。
自分の活躍が認められれば、いずれ後楽園ゆうえんちのヒーローショーが復活するのではないか。
そんな彼の夢を、人は笑う。
時代が違うんだ。ショーはお呼びじゃないんだ。もはやこの世にヒーローは飽和してしまったのだ、と。
しかし、そんな彼の周りには、彼と志を同じくする者たちが居た。
金槌を武器にして戦うナグリマン。けこみ板を振り回すケコミマン。箱馬をグローブ代わりに戦うハコウマン。そしてシズ*1を投げつけるシズえもん。
この四人とともに、日本ヒーロー株式会社の文京支店をフランチャイズで開いたバールマン。
果たして彼らは毎月のロイヤルティーを払い続けることができるのか?


激動の舞台が、今、始まる。





今日は体調が優れず、何をやっていても思いつきの↑が頭から離れないので、お役所時間に帰宅してしまいました。
昨日プールで泳いだから疲れが残ってるんでしょうか。体調管理は大切です。

*1:重石のこと