漫画に広告モデルは上手くいかないとかほざいてた人は赤松健にごめんなさいしなきゃいけないよね

うむ。タイトルがやたら長い。
赤松健というのは、ラブひなとかそこら辺が有名どころの漫画家さんです。市販の単行本をスキャナで取り込んでwinnyとかに流通させるアホが絶えない今日この頃、それじゃあ、おまんまの食い上げだってんで、一肌脱がれた方です。
その名もJコミ
作者同意のもと、無料の電子漫画を作って広告を挟み、その広告収入を作者に還元するというのが、その基本的なアイディアだったと思います。
そのJコミが、去年の11月末にβ版と称して、アマゾン アフィリエイト*1を載せたラブひなを上げていたのです。ところが、ダウンロード数は伸びても広告料が入らない。皆さん、あまり広告経由で物を買わなかったようなのです。
その様子を見て色んな人が、そりゃうまくいかねえよと笑っていたわけです。
かく言う私も「PDF 化した漫画に広告が何枚か入っているだけで儲かるなら、誰も苦労はしねぇよなぁ」と思っていたのです。ちゃんとしたビジネスになるのは当分先かねぇと思っていたところ、いつの間にかβ2なんてものができていて、掲載した漫画の広告収入が50万円を越えたとか
2ヶ月のうちに何があったのか知りませんがGoogle様と提携して動的広告になったとか、いろいろあったみたいです。すごいなぁ。
今回は50万の収入が直接作者に渡ったとのことですが、「ちゃんとお金になる」証明にはなったのではないかと思います。Jコミにアップロードすれば誰もがそれだけの収入を得られるというわけではないにしろ、参加してみようと思う漫画家さんはいるのではないですかね。
「昔は漫画のスキャンが問題になっていたものだけど」なんて話をする日も近いのでしょうか。

*1:アマゾンの広告リンクが張ってあって、そのリンクを経由して物を買うと広告料が入るやつ