富士山登ってきた

研究室に研修に来ているセルビア人が、富士山に行きたいというので、有志で登ってきました。15日の夕方に東京を出て、16日のご来光を山頂で拝み、夕方に帰ってくるという、ちょっとした強行軍です。私は2年ぶり2度目ですが、初めての人もおり、全員無事に登頂できるか、出発前は少し不安でした。
事前に2年前の企画で幹事が作ったしおりを流用した感じで、どのような装備で行くべきかを知らせてはおきましたが、忘れ物があったら困るので、念のために自分用以外にも雨合羽や上着、ヘッドランプを持ち込んだりもしました。実際に、事前に氷点下まで気温が下がるとか雨が降るかもしれないとか連絡したのに、軽装の人がいたり折り畳み傘しか持ってきてない人がいたり。おまいら死ぬ気か!結果的にこれら余分に持ち込んだ装備は有効に使われました。


中央道から眺めた富士山は、山頂だけ雲に覆われており、風が強そうでした。でも、晴れていたから登山はできそう。



夜に入り、夕食を5合目で済ませ、山道へ。手前の河口湖町だけでなく、遠くの東京の夜景も撮れました。東京は明るいです。



山頂には2時に到着。8時半に5合目を出発して、8合目あたりでペースが速すぎることに気づいてゆっくり休んだはずだったのですが、5時間半で山頂についてしまいました。ちなみに、セルビア人は休まず歩いて3時間ちょっとで登り切ってしまったらしいです。すごい。
山頂は思ったより風が強く、かなり冷えました。長袖+トレーナー+雨合羽*1で氷点下くらいまでは耐えられるのですが、身を切るように冷たい風のせいで震えが止まりませんでした。前回も風が強かったのですが、今回はそれ以上。前回は物陰に隠れれば風が吹き込んだりはしなかったのですが、今回は建物の壁に張り付いても背中に風が当たりました。山小屋が4時前に開いてくれたおかげで助かりましたが、風邪を引くところでした。
ご来光を拝む。



日がさしてしまえば、雲の少ない良い天気で、東京まで見えました。

この赤丸で囲った部分、東京スカイツリーです。


肉眼だと黒い線にしか見えないのですが、確かに見えました。

*1:風をじかにトレーナーにあてると冷える。雨合羽なしだと氷点下はきつい。