iPS偽研究

せっかくiPS細胞でノーベル賞が出たのに、オッチョコチョイの読売新聞が偽の研究を大々的に報じてしまったばっかりにそちらの方に注目が行ってしまいました。せっかくノーベル賞を取ったのに3日で偽研究に取って代わられた山中教授がかわいそうです。
読売新聞のおっちょこちょい具合は大したもので、所属組織にも論文の共著者にも、手術を受けたとされる患者にすら連絡を取らずに記事を書いたというのです。びっくりですね。どうやって記事にしたのでしょう。別に科学の知識が問われるような騙し方ではなく、単純に周囲の人間へ取材していればこんなことにはならなかったはずで、それを思うと大して計画性があるとも思えない行為を大々的に取り上げるのは「騙された」という形にしないと体面が保てないと新聞社側が思っているからじゃないかと勘繰りたくなります。


これ、オレオレ詐欺に似てますよね。
「もしもし!オレオレ!俺だよ!」
「もしもし……一流の研究者さんかい?」
「そうだよ!一流の研究者だよ!大変なんだ!すごい大発見をしたんだ!」
「ええっ!」
「これを世界に伝えないといけないんだ!取材に来てくれるかい?!」
「しゅ、取材に行けばいいんだね?!今行くから待っててね!」
……あんまり似てないか。