公開鍵暗号を笑点でやると

ふと思いついたので既出かもしれませんが、私たちの通信に欠かせない公開鍵暗号を某笑点に当てはめるとこんな感じでしょうか。


「山田君、例の物を」
『は〜い』
……
「山田君が掲げているのが公開鍵です。皆さんはこれを使って暗号化して私に何か言ってください。そしたら私が手元の秘密鍵を使って復号します。はい楽さん早かった」


公開鍵、と言うのは全員に公開されているもので、これを使って暗号を作ります。いったん暗号ができてしまうと、元の文に戻すには復号する専用の秘密鍵が必要です。暗号を作った人と秘密鍵を持っている司会の人しか何を言っているのか分からないということです。
この大喜利の致命的な欠陥として、客席からは何を言ってるのか見当がつかないというものがあります。
もちろん、番組が終わった後でゆっくり解読に励めば、いつの日か解けるかもしれません。RSA暗号なら、素因数分解さえできてしまえばよいのですから。ただ、解くには膨大な時間がかかるので解けないも同然です。