力仕事

研究者というと薄暗い研究室の中でガラスの瓶を振ってる人しか大抵は思いつかないものですが、幸か不幸か工学系の研究者で相手にしているのは電波なものですから、白衣も着なければフラスコも振らないのです。その代り、電波を反射させる装置を倉庫から引っ張り出して組み立てたりするので、実験ともなると意外と工務店の人みたいになります。
ちなみに、最新のお買い物は番線(鉄の紐で物を堅く結わえるのにつかう)とバリストーン(重しとして使うポリタンクのこと)です。
……自分の研究と何の関係があるのか謎ですが、実験に必要なものを調べたらどうしても必要だったのです。