オペラ観る

アーリドラー歌劇団というオペラ団体の公演を見に行ってきました。ニコレット……じゃなかった、ヴェルディリゴレットという演目です。
有名どころでは「女は気まぐれ (La donna è mobile )」とか、カウンターストライクというFPSのゲームのBGMで一瞬だけでてくる「それは心の太陽 (È il sol dell'anima)」とか*1華やかな明るい曲が多いのですけれど、話の筋としては誇り高くもせむしの道化という運命を持つリゴレットが、愛娘のジルダの純潔を女たらしの主君マントヴァ公爵に奪われて、復讐のために暗殺者を雇うも、ジルダが公爵への愛のあまりに身代わりとなって死んでしまうという結構暗いというか理不尽なものです。
リゴレットの「悪魔め、鬼め (Cortigiani, vil razza dannata)」とかかなり迫力がありました。全体的に個々のレベルが高かったです。
帰りに会場に傘を忘れて取りに帰りましたが、客も出演者もいなくなった劇場というのはずいぶんと寂しいものでした。

*1:記憶違いご容赦