東欧の解放2

大雨でぬかるんだ戦場をひた進むわが軍。
ソ連軍の主力は潰え、組織立った抵抗は残されていません。がんばった甲斐がありました。
南方には、英軍、米軍の順で戦線が広がっています。
さて、英軍の調子はどうでしょう?
英軍の主力は、歩兵よりも遅いチャーチル戦車。案の定、ぬかるみに足を取られて立ち往生しています。
頼りになりません。彼らの戦線も、私が担当しましょう。
頼みの綱は、米軍だけです。きっと圧倒的な制空権で戦果を拡大していることでしょう。
あら?雨のせいで空爆ができない?シャーマン単騎だとヨセフスターリンにかなわない?
ええいふがいない。ヤーボが雨に負けてどうするんだ。宮沢賢治にも劣るぞ。
結局、私の軍だけが飛びぬけてしまったようです。
でも、それが幸いしたのでしょうか。
南方のソ連軍は、米英がひきつけてくれているおかげで、こっちを阻害することもできず、
私はソ連軍の背後に回りこめて、万々歳。
結末は、意外なほどあっさりしていました。
パンターとトラックに乗せた歩兵で、後方の首都を占領。
苦戦の割には歯ごたえがなかったなあ。