ダメ人間には肩身の狭い話

十八歳の方を三ヶ月も監禁なさっていたそうで。
捜索したらエロゲーが1000点も押収されたそうで。(朝日新聞夕刊より)
絶対また週刊誌とかでエロゲーと世間の変態とを叩く記事とか書かれるんだろうな。
曰く、エロゲーが一大市場を形成しているせいで現実と虚構の区別がつかなくなったキ○ガイが世にはびこってる。
曰く、最近の若い男性の四人に一人はキ○ガイだ。さらにその半分はロ○コンだ。
曰く、ネットで形成された裏社会がキ○ガイの温床になっている。
なんつーかなー。
私もエロゲーにお世話になった身なので、こういう記事には眉をひそめます。
まあ、お世話になったといってもせいぜいファントムと月姫Fateですが。
余談ですが、今日大学のクラスメイトとファントムで盛り上がってしまいました。ダメだ、うちの大学。
ええと、話がそれた。早い話が私も脳みそに爆弾を抱えている一人なのです。
爆弾を抱えていることを自覚しつつ、日々それを何とかしてうまくいなしているのです。
だからこそ、その爆弾を暴発させてしまった人の心理とか理論とかは割と理解できるつもりです。
エロゲーの世界っていうのは結局は蜃気楼の世界なんです。
必死で手を振り回してつかもうとしても、儚く消え去ってしまう世界。
だからこそ、この手でつかめる「何か」がほしい。犯罪なのはわかっている。
被害者の気持ちだって、何度も考えた。犯行を実行に移せば確実につかまる。
もちろん、ここまで行く前に、たいていは自制心が働いて、
「あ〜あ、アホかいな、私」
となるわけです。
で、この一線を越える人というのは、実行を前提として思考を進めてしまうのだと思います。
つまり、やるとなったら、とことん計画を練って心置きなく実行できる環境を作ってしまうのです。
いうまでもなく、計画は穴だらけ。
社会に、特に被害者の方に大迷惑をかけて御用となるわけです。
ちゃんと自制の効く人ならここまで行きません。

そういうわけで、友人の皆様。
私はこのとおりの人間ですが、これまでどおりのお付き合いをお願いします。
以上、中途半端にカミングアウトした人より。