ドラゴン桜ついでに

本当はドラマの第一回に気づいたことなのですが、既出のネタかもしれないと思って控えていました。
実は、阿部寛の「今年5人、来年以降どんどん増やす」という大見得には、致命的な欠陥があります。
それは、「四年間は生徒の偏差値が30のまま据え置き」というものです。
高校は義務教育ではありませんから、当然願書を出して受験をしなくてはいけません。
そして、ご存知のとおり高校の願書は東大の合格発表よりも先に締め切られます。
と言うことはです。
「あの偏差値30のバカ高校から東大生が出た!」
という衝撃が高校入試に波及するのは、次の年の新高校一年生から、ということになります。
わかりやすく書くと、
初代合格←現在
二代目←現二年生
三代目←現一年生
四代目←初代が合格するよりも先に願書を出した人(当然偏差値30)
五代目←東大生が出たということを知って願書を出す人(偏差値30↑?)
転入者は考えていませんが、いたとしても大差ないでしょう。
このとおり、初代東大合格者を含めて4年間は、阿部寛は偏差値30の高校生を相手に受験指導をせねばならないのです。
それなのに、ノルマは年を追うごとに増加します。
大丈夫か?