のまネコ問題について3

人はいろいろなスタンスに立ち、おのおのの思考で行動しています。
一つの話題について話す人の人数が増えれば増えるほど、意見も、意見の程度も分散します。
さらに、2ちゃんを利用する人の人数は膨大なものですから、一見した匿名性から「書きっぱなし」の非論理的な書き込みが増えるのも道理だと思います。
変な言い方かもしれませんが、2ちゃんは社会の縮図だと思います。
ただ、社会の表層よりは生々しい世界ではあります。
そのせいで、ラディカルなことを書き散らす人もいますし、悪戯半分面白半分で茶々を入れる人だっているのです。
たまたまそれぞれのヴェクトルが一致したときに、総論的な意見が発せられるわけです。
当然、各論に入れば反対意見も、第三者が見れば眉をひそめるような書き込みも散見されます。
曰く、「ヲタと引きこもりとニートの集団である2ちゃんねるに耳を貸すものなどいない」
曰く、「Avexモナーをパクるのなら、こちらもAvexのCDの海賊版を出そう」
曰く、「Avexとの取引先に電話攻勢をかけよう」
平たく言えば野次馬なわけです。
野次馬と違うのは、野次なのか当事者の声なのかの判別が非常に難しいこと。
というか、野次馬が訳知り顔で当事者の側に片足を突っ込んでいること。
煽るだけ煽って参加した気分になり、分が悪いと見たらさっさとトンズラしようという浅はかな算段なのでしょうか。
問題は、こういった乱暴な論のほうが衆目を集めやすいということ。
先々週の衆議院選挙を彷彿とさせます。
乱暴な書き込みがスパイス程度の役に立っている分には問題ありませんが、意見の主流にならないといいな、と思っております。