リレー小説その4

なんだってこうも日記の間隔があいてしまうのでしょうか。
出来るだけ毎日書こうとは思っているのですが、いろいろ仕事が舞い込んでくるんですね。

  • 第八話、見出した目的地

「だとしたら、わしらは振り出しに戻ったことになる」
サンタさんは言いました。
「もう少し、思い出してみるわ」
ケイトは記憶の糸をたどりました。
吹雪の中、列車とプラットホームの間でサラとケイトは話していました。
「どこへいくの?」
「北よ。ケイト、愛してるわ」
そして、扉が閉まり、列車は走り出してしまいました。

「雪達磨駅」
ケイトはつぶやきました。
「雪達磨駅よ!北への列車が出るところ!」

  • 第九話、飛び立った橇

「雪達磨駅だって?」
サンタクロースはたずねました。
「そうよ。そこからサラは列車で北へ向かったの」
「だったら道が見えてきたぞ。駅の場所をわしは知ってる!少し遠いがな」
そのとき、橇がトナカイもろとも浮き上がったのです。
見上げれば、まばゆくばかりの星空。
寒風を切って、二人を乗せた橇は一路駅へと向かったのでした。