ホリエモンの金なのか?

日本の放送各局が繰り広げるトリノ五輪のお粗末な中継の陰に隠れていますが、国会でも民主党がお粗末な追及をやっているようです。これが世界第二位の金持ち先進国の実体かと思うと吐き気がします。
皇室典範も半分近い人が女性天皇女系天皇の区別が付かないのに無条件で賛成していたりするのを見ると、武部幹事長イエスマン批判するのはまさに自己嫌悪そのものではないのかとか思えてきます。
で、その武部氏の次男にホリエモンが三千万円ほど振り込んだんじゃないか、と永田議員が食って掛かったわけですが、あの議論を横から見ている限り、まったくナンセンスだと思います。
第一にいえることは、自民党の皆さんが言うまでもなく、プリントアウトしたメールの文面だけを片手に、資金のやり取りを問いただすのは、まったくの無意味です。あの程度のものならばたいした工夫もなく誰でも作れますから、まずもって信憑性がありません。
第二に、これ以上の証拠が出てこないうえに、メールのネタ元も分からず、しかも永田議員以外の誰も金の動きを把握できていないせいで、議論ばかりが先行して事実の有無の確認がされていません。
第三に、証言者が出てこないせいで、証拠の信憑性が極端に低いということです。
そして最後に、これだけ少ない材料で武部氏を追及したところで、こういう展開になることが火を見るよりも明らかだということです。つまり、やる前から「証拠の信憑性がない」と一蹴される展開がバレバレだというのに、なんらの対策も立てていないということですね。
こんなナンセンスな議論は時間と光熱費の無駄でしかないわけです。
永田議員は、証言者を表舞台に上げたらその人の命が危ないと泣き言を言う前に、その人を議員宿舎や党本部にかくまう位の身構えでことに臨むべきだったのではないでしょうか。これでは「UFOは実在する!見た者がいる!その目撃者は宇宙人に口封じされるのが怖いから私にこっそり教えてくれたんだ!」と行ってるのと同レベルですね。