アルデヒドデヒドロゲナーゼ

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まずウンチクから申しますと、アルデヒドヒドロゲナーゼっていうのは、アルデヒドを酸化してカルボン酸にする酵素のことです。体内にアルコールが入ると、アルコールデヒドロゲナーゼという酵素が、アルコールをアセトアルデヒドにします。アセトアルデヒドの親戚のホルムアルデヒドシックハウス症候群の元凶ですね。で、できたアセトアルデヒドをさらに酸化させて酢酸、つまりお酢にするのが、タイトルにもなったアルデヒドヒドロゲナーゼなのです。一般にこれらをアルコール分解酵素と呼ぶそうなのですが、このネーミング、実はヘン。分解というとばらばらにするイメージがありますが、アルコールの分子は「炭素2、水素6、酸素1」でできているのに対し、酢酸は「炭素2、水素4、酸素2」でできています。……どこも分解してないじゃん!水素二つを取る代わりに酸素を1個付け加えただけ。


高々これだけで、飲むと酔っ払うのか酔っ払わないのかが決まるのですから、人間の体も因果なものです。
この日記で何度も書いている通り、私はお酒にとっても弱く、おおむね缶ビール一杯で頭痛を起こし、缶チューハイ一つ半でかなりご機嫌になり、二缶空けると翌日の昼まで頭が痛い人なのです。
で、昨日のクラスコンパで何を飲んだのかというと、缶チューハイ一つ半と日本酒お猪口一杯、梅酒をウーロン茶で4倍に薄めたもの。来学期からは学部学科別に講義が行われるので、一緒になる機会ももうほとんどないと思い、ちょっと気合を入れすぎました。
これで翌昼まで頭が回らなかったといったら、誰も信じてくれませんよねぇ。いや、私自身も信じられませんよ。宴会がひとまず休憩になったときに、友人が持ってきたマージャンをやったのですが、あれしか飲んでいなかったにもかかわらず、他の人と同じぐらいぐでんぐでんの麻雀をしていたといったら信じる人がいるでしょうか?
私がアイーダの最初の練習に遅れてしまったのには、そういう理由があったのです。よもやこれだけの酒量で「次の日起きられなくなるまで飲むな」と責められたら、私はやっていけませんよ。ねぇ?言い訳がましいですか?言い訳がましいですよね。
アイーダの練習後、隅田川の花火大会を有志で見に行く企画に誘ってもらったのですが、熱さも手伝ってか缶ビール(350mlのやつ)半分で早くも頭がくらくらしてきました。打ち上がる花火を見るふりをしながら必死で眠気をこらえていたのは公然の秘密です。いや、ちゃんと楽しみましたが。
それでもお酒を飲むのは、お酒が嫌いじゃないからです。お酒の味は好きです。効果は嫌いですけど。わがままですか?わがままですよね。