渋谷のヨッパライ徒然記

久しぶりに夕方の渋谷へ遊びに行きました。サークルのみんなでボーリング大会をすることになって、当初はお財布の中身の都合から行かない予定だったのだけれども、意外や参加者がいっぱいいるようだったので翻意したのです。
若者の街としていまや世界的に有名になってしまった渋谷、原宿界隈では、通行人を見ているだけで一日を過ごせてしまうほど多様なファッションが混在しています。服の着こなしというものが、なんとなく分かってしまうくらい多様です。服一着を見るだけなら十分素敵だというのに、過剰に重ね着をしてみっともなくなってしまっている人、上下の配色に何があって見栄えがしない人、逆に極めて派手派手しい格好なのに妙にバランスが取れていてかっこいい人。そういう目で道行く人を見ていると、中高生の制服が実に洗練されているということにも気が付きます。柄や配色は文句ありませんし、着こなし方によってユニフォームの枠を超えたファッションを編み出すことができます。
待ち合わせの間中ずっとそんなことを考えていました。
ボーリング場で高校の後輩を発見。例によって制服で判別したのであって氏素性は不明ですが、とにかく後輩を発見。別に制服でボーリング場に来ちゃいかんとは思いませんが、そいつと一緒に居る女の子が気になって仕方がありません。このシチュエーションは、塾の帰りのデートなのかな?恐るべし、後輩。
ボーリング大会は13人で2時間3ゲームでした。スコアは102,116,130なので、まあまあといったところ。練習せねば。
ボーリングのあとはみんなして飲み会へ。飲み会だけ参加の人が何名か到着したので、さらに盛り上がる一同。いや、なんと言うかテンション高いです。ボーリングでスコアが100を切ってしまって自棄酒をあおる者、コールをかけまくってはしゃぐ者、どうねじが吹っ飛んだのか猥談で喜ぶもの。
……カオス?
私もいつになくお酒が入っていい気持ちでしたし、やっぱりみんなして飲むのは楽しいですね。話題が恋人話に行くと片身が狭くなりますが。う〜ん、早くいい人を見つけないとジェラシーの塊になりそうな気がする。いや、魅力的な人は周囲にいっぱいいるんですけどね。えり好みが激しいのか、望みが高すぎるのか、はたまた運がないだけなのか。
約2名ほどが泥酔したころ、飲み会はお開き。途中まで、他の人と一緒に泥酔者を送り、帰宅と相成りました。


飲み屋から渋谷駅に向かう途中から、ヨッパライのヨッパライ思考が止まらなくなりました。
渋谷を歩いていると、いろんなものが落ちています。タバコの吸殻やガムだけではありません。飲み屋への行き帰りで合計2つ、3センチ四方の銀紙に包まれた薄っぺらい落し物を発見しました。あえて具体名は伏せますが、このようなものを街中で落とすのは一体どんな人物なのか、気になってしかたがありません。普通ならば、たやすく落としやすいところに保管したりはしないはずです。友人の一人に至っては財布のレシートとレシートの間に挟んでいました。それが堂々と歩道の真ん中に落ちている。どうすればそんなところに行き着くのか、興味は尽きません。一晩で二つというのも、ずいぶん数が多い気がします。無造作に持ち歩くものというイメージはないのですが、そんなのは最早古い考えということなんですかね。
下戸のヨッパライは、そんなことを考えながら渋谷を歩くのでした。