しゃかりきに歌った1日

2時から9時まで歌ってるってのは、半年前の私には想像すらできない事態でした。新しい世界って楽しいですね。内訳はアイーダ6時間に愛の妙薬1時間。
先週の創立記念パーティーで総監督に「バスバリトンのパートが聞こえない」と言われて一念発起、普段なら音をはずすのが怖くて出させない音量で歌いまくりました。以前の練習時にクライマックスのところで全力で音をはずしてしまった関係で音量を上げづらかったのですが、音も取り直したし、多分大丈夫だというひそかな自信も関係していたというのもあるのでしょう。最後のほうは力尽きてたまにしゃがれた音が出て恥ずかしかったですが、反省はしてません。
音が聞こえない原因は、パートが細分化していて歌い手の数が足りていないせいだと思います。最も分かれる箇所ではキャストとして「エジプト国王」「エチオピア国王」「司祭長」が出払っており、コーラスも「捕虜」「司祭」「市民」と3つに分かれているのです。コーラスはバスとバリトンで上下に分かれるので、最低でも9人必要なのですが、コーラスが各パート一人じゃいくらなんでも足りないでしょう。そもそも、市民歌ってるバス、バリトンの人っていたっけ?ってくらい人手が足りない。司祭は男性しかいない(別の箇所では巫女がいます)ですし、捕虜にいたってはパートがバス、バリトンしかないので優先的に回された結果、こうなったものと思われます。全員がユニゾンで歌う箇所ならまだしも、パートごとに歌詞や音が違うところは分散各個撃破の憂き目にあっているってことですね。そりゃ聞こえないかも。
ちなみに、私は捕虜の下のパートを歌っております。上のパートの人は音をとりきっていないので、司祭長&司祭の合計5人に「殺せ〜」といわれると一人で「お助けを〜」と叫んでいる(はず)です。近くにソプラノの「奴隷」がいるのですが捕虜しか歌わない箇所とかもあるのでそのときは司祭5人を相手にやり取りをしているのです。……いや負けるって。
今日も全体練習ではがんばって4人(司祭長はお休みでした)を向こうに回して歌っていましたが、なんだか「一人だけ間違って歌っちゃってるヘンな人」になってるような気がそこはかとなくします。
あ、あと今日は司祭長がお休みだったので1回だけ代理で歌いました♪緊張していたのと疲れていたのと、音をとらずに以前の練習の耳コピで歌ったために、だいぶ控えめな司祭長でしたが。
でも楽しかった。来週もやれたらやってみようかな。
そしてゆくゆくは……うふふふふふ