私と大工仕事と順番待ち

あたしと真夏とスパイだったらよかったのですが、残念ながら私と大工仕事と順番待ちです。
朝っぱらからオペラの大道具製作に借り出されて、金づちとのこぎりの世界に午前を費やしました。何故かキョウサン主義の話で盛り上がり、遅刻して来た人が人民裁判にかけられ、シベリア送りにされていました。「革命同士諸君、彼はわれわれに課せられた任務を怠慢し、生産効率を著しく損なった。資本主義の打倒という崇高な使命を彼に再教育するためにも、彼をシベリアへ送り、コンクリートパネルの釘打ちを命じる(←現に自分たちがやっていることだけど)」という判決を出したりしていました。一部の部品で使用する釘の寸法を間違えていたことが発覚し、正しい釘を使用しているものと間違った釘を使用しているものを選別するために、宗教裁判をやったりもしました。疑わしい釘を一旦抜いて寸法を確かめ、確かに間違っていたら、ドンカルロの宗教裁判長が「有罪。死刑♪」と歌って釘が交換されるという、わかる人にしかわからない裁判でした。いや、こんなきわどいネタで遊べるのも平和な時代だからですね。


大工仕事はお昼までだったので、昼食後に団報11月号を印刷することにしました。学生会館にはリソグラフが6台あるのですが、大学際が近いためにもろもろのサークルがチラシ刷りにいそしんでおり、ものすごい盛況。6台のうち2台は前日までに予約して使う予約制、残りの4台は整理券を使った順番待ちです。
私が引いた整理券は02番で、現在の番号が84番。一周してあと18組待たねばなりません。リソグラフは1組60分の時間制限がありますし、誰もが1時間フルに使うというわけでもないでしょう。キャンセルとかも含めれば、1組40分と見積もって、4台で18組なら4時間ちょっと待たねばなりません。……そんなに長く待たねばならないものなのでしょうか。30分ほど待っていたら、印刷終了とキャンセルで3組進みました。平均すると10分で1組。残り15組ですから2時間半後には順番が回ってきそうです。
まあ、さすがにそこまで早く順番が回ってくることはないでしょう。というわけで、午後から始まる合唱の練習に参加。1時間ほど歌って休憩になったときに順番を見てみたら、まだ91番。さっきから全然進んでないじゃん!1時間で4組なら、本格的にあと2時間は待たねばなりません。すごすごと引き返して合唱の練習を続けます。40分ほどしてキリがいいからと再度休憩になったので、もう一度番号を見に行ったら、04番。
( ゚д゚)……え?
(つд⊂)ゴシゴシ
(;゚д゚)
(つд⊂)ゴシゴシゴシ
(;゚ Д゚)
(つд⊂)ゴシゴシゴシゴシゴシゴシゴシゴシ
(  д )
(; Д ) !!
何度見ても04番。呼び出しのときにいなかった私の整理券は、自動的にキャンセル扱いになっていました。私がいない40分の間に何があったのでしょう。きっとあれかな。どっかのサークルが印刷に時間がかかると思って何枚も整理券を取っておきながら、意外と早く印刷が終わったor何らかの理由で印刷できなくなったから大量キャンセルとかでしょうか。いい迷惑です。
泣く泣く取り直した整理券の番号は14。同じミスは犯したくなかったので、無駄になりそうとは思いつつも練習には出ずに受け付けの前で座っていることに。
今度は順当に2時間待ってリソグラフにありつけました。だいたい世の中そんなもんです。
団報11月号は、新連載とかが始まったにもかかわらずいつもよりちょっと薄かったり。あわてて作ったために綴じ込みが怪しかったり。