成り行きでもういっぺん音取り

アイーダでチャンバラをすることになってしまいました。殺陣とも言います。
兵士たちが凱旋してきたあとで相方の人とやらなきゃいけないのです。舞台が古代エジプトですから厚着ではまずいでしょう。ということは、本番までに体を絞っておかないと見てくれが悪い。というわけで、パバロッティ化計画(んなもんがあったのかは知りませんが)はひとまずおいておいて、少し減量しようと思います。
それはさておき、チャンバラなんて小学校以来ですから、演技の練習が必要です。かくして講義がない1時間目に出勤。十五分遅れの演出監督と相方を待ちますが、三十分後に「寝坊しました」とのメールが演出の元に届く。しょうがないので、練習のときに毎度音が怪しいところの音を取り直すことに。
怪しいところはやっぱり怪しかったです。とくに捕虜のところで半音下がったり上がったりするところとか。
おそらく
音程に自信がない→ふにゃふにゃ歌う→音が怪しくなる→ますます自信がなくなる
の悪循環を繰り返した結果だと思います。捕虜は二人しかいないので、他のパートとオーケストラを合わせると確実にかき消されます。
演出に言わせると「何言ってるのか聞こえないけど口は動いている」だそうです。ふーん……
ってそれ、どんな必死アピールだよ!
嘆いても仕方がないので本番でも精一杯音を張り上げるっきゃありませんね。