毎度毎度の……

私が総監督になって、棒をぶん回しているなかで、常に何とかできないかと模索していたことのひとつが「尻上がり」という問題でした。
グラフに描くと「e^t」……だと時間無限大で発散するか。
因果律を無視してステップ関数を崩したような……だとわかりづらいな。
「( 1/(σ*sqrt(2π)) ) * exp( -(x-μ)/2σ^2 )
ただしσ^2 = (0.2〜0.5)」
で、μをいかに本公演当日に近づけるかの戦い、ということです。
うん。これならわかりやすい。最大値がばらばらなのは気に食わないが、y軸の値を無視して頂点の値を一致させればまさしくこういう形のグラフ。
ま、(悪しき)伝統っちゃ伝統ですけど。
結論から言えば今回は急峻な山でもなく、おそらくピークは当日に合ってるはず、と思っているのですが、尻上がりであることには違いありません。
うん。複雑な気分だ。*1できればもうちょっと平滑化したかったのだけれど。


以下は宣伝。
来る12月16日、私の一世一代の大博打晴れ舞台があります。
三鷹市公会堂にてドニゼッティ作曲、オペラ「愛の妙薬」。
全2幕イタリア語字幕付き上演。16時半会場、17時開演。
私はオーケストラピットで観客に背中を向けています。
ご近所にお住まいでお時間のある方は、ぜひいらしてくださいな。

*1:ということは悪しき伝統についてはどうにもできなかったということだ