酷いヤラセだ

今日、研究室に遊びに行ってきたのです。
で、大学の正門に見知らぬ三人組が。
一人はフリップボードを持った女性。一人は集音マイク。最後の一人がRPG……じゃなかった、テレビカメラを担いでいました。
私に気づいてにじり寄る女性。
「すみませーんナントカ放送のものなんですけれどもぉ、ちょっとお時間いただいてもよろしいですかぁ?」
ちなみに、私はむやみに語尾を延ばす人が大嫌いです。
十分だけでいいから、といわれ、研究室に行く時間は決められていなかったので面白半分で付き合うことに。
「コンタクトですかぁ?じゃぁこれかけてくださいねぇ」
渡されたのは黒ぶちのメガネ。なんでじゃ。てか、私は裸眼です。
「で、脇にはこれ、と」
なぜに工学部生が資本論を抱えて歩かにゃならんのじゃ……


これで準備が整ったらしく、にじり寄るカメラマンと音声さん。
「緊張しなくていいですよー。それじゃ、まずはこのシールを、上の枠に貼ってくださいねぇ」
そういって40センチ四方くらいのパネルを見せる。質問事項が女性の腕に隠れて読めない。
よくわからんが上の段に張れば良いのね。ぺた。
「ありがとうございます」
わざわざお礼を言ってくれる女性。
「それじゃ、続きいきますね。私が『なぜそう思いますか?』と聞いたら、フリップボードに書いてあることを読んでください」
……これ、ヤラセじゃないのか?
「迅速な取材のためなので、ぜひご協力ください」
いや、取材じゃないだろ。もうすでに。


以下略。すっごくしつこかったので言われるままに「ガソリン税が撤廃されて消費が上向くので、今年の景気はよくなる」みたいなことを棒読みしてきました。
私の勇姿は今夜のニュースで見られるそうです。という工イプリルフ一ルを思いついた。わかりやすすぎるか、と思ったら悪質すぎたみたい。*1

*1:色指定で黒にしていたのですが、元に戻しました。