VGAtoRJ45プロジェクトの誤算

歌劇団関連ですることになった謎のプロジェクトですが、なにやら暗礁に乗り上げました。
どういうものかというと、字幕をオケピの両側に作る*1のですが、これの設定を楽にしようというもの。これまではプロジェクタと繋がったノートPC二台を、LANケーブルでつなぎ、片方がもう片方を乗っ取って字幕を出力していました。しかし、毎回二台も持ち出したのでは大変ということで、一台のPCからのVGA出力を二つに分岐させ、一つはLANケーブルでオケピの反対側まで引きまわし、そこで再びVGAに戻してプロジェクタにつなごうというもの。VGAとRJ45をむりやりくっつけるという話は前々からあったので、きっとできるのですが、変換装置を手作りせねばならないのですね*2
試しに作った片方は、純粋にVGAの15pinコネクタをRJ45のモジュラジャックと背中合わせにするだけなので、それなりにうまく行ったのですが、ところがどっこい、もう片方のほうが意外と難関でした。
難しくなる理由は二つ挙げられます。
一つは、要求仕様の問題でVGAのコネクタは二つ必要なのですが、箱のサイズが若干小さくて配線を長くすると箱の中に入りきらず、短くすると半田付けのために腕が三本欲しくなること。要は、箱が小さいよ!ってことです。
もう一つは、モジュラジャックの配線。VGAもモジュラジャックも、ピンの番号さえ一致していれば、ちゃんと問題なく伝達するはずなのですが、ところがどっこい、世の中にはクロスタイプのLANケーブルが存在する。某歌劇団がこれまで使用してきたLANケーブルは二台のPCをつなぐためのものなので、確実にクロスタイプを用いている。じゃあ、配線をつなぎかえればいいかというと、そうでもない。ありがちなことだけれど、LANケーブルの上に物を落としたり、引っこ抜いて爪を取ってしまったりするに違いない。そして、慌てて買いなおしたLANケーブルは、おそらく多分きっと確実に絶対ストレートだ。ということは、クロスとストレート両方に対応できるものを作らねばならないということになりそう。
スイッチつくるか・・・ちゃんと説明書書いておかないと、スイッチ切り替え忘れて動かないとかになりそう。
・・・それはいやだ。

*1:片方だと見づらいというリクエストにお答えして

*2:ちなみに、VGAをそのまま何十メートルも引き回すこともありっちゃありだが、同じ長さならLANケーブルのほうが半額で済む。