なぜか涙もろく

最後の演技練でした。風邪で休んだ一回以外の全部に出ている(はずの)私の感想では、多分一番濃密でやりがいがあったと思います。毎度のこととはいえ、本番前にラプラス関数*1でも潜んでいるかのように急に充実しだすのは、悩ましくもあり、頼もしくもあります。いや、怖い怖い普通に怖い。
そろそろ、各自のイメージが固まってきた、と言うことでしょう。それが「総監督のイメージが浸透したもの」であればなお良いと思いますし、私がちゃんとそのように歌い、演じられていればと願うばかりです。勘違いしたものだったらごめんなさい。
自分たちでオペラを作る楽しさというのは、こういうところにあるのだろうな、と思います。もちろん、音楽面で精進せねばならないのですが、それ以外も作る、というところにある魅力だと思います。
ああ、しかし音楽も練習しなきゃなぁ。
音楽が楽しい日々と言うのは、とりもなおさず自分の不足を痛感する日々でもあります。そして、それを意識すればするほど、そんな私にまでいつまでも籍を置かせてくれる某歌劇団の暖かさに感謝仕切りです。
千以上の言葉を並べても言い尽くせない感謝の気持ちとともに、常々思います。私できることは、何だろう。と。


時間切れが迫りますが、私にできることは足を引っ張らないことくらいでしょうか。あ、ちなみに某歌劇団を退団しよう、と言う話ではなく、院試のために次回カルメンの半分くらいをお休みするので、これを期にもっとおとなしい団員になろうと思っているわけです。今日も運搬の話で後輩に口を出してしまったし。

*1:xが0よりも小さかったら0、0よりも大きかったら1になる