ニュースを見て思ったこと

ついこの前青田買いしたばかりの新卒内定者を入社させる前に首を切るのが、最近の流行だそうです。この時期に就職内定取り消しなんかされた日には、実質的に一年人生を棒に振ることになるわけですから、そのための手切れ金が20万とか安すぎます。1年分の生活費は出してあげないといけないでしょう。確か、団塊の世代の退職が間近で早く後継者を育てなければいけないみたいな話も聞いたのですが、もし仮にこれが事実であるにもかかわらず新卒社員を雇わないというのは、とりもなおさずへぼ将棋の典型「王より飛車を可愛がり」だと思うのですが気のせいでしょうか。
一方でお国は、減税だとか公共事業だとか政権交代だとか、右往左往ああでもないこうでもないといじくり倒しつつ特にこういう問題には手を打っていないのですから、のんきなものです。私の記憶が正しければ、今回と前回の就職氷河期のインターバルはきわめて短く、大体10年、一世代が丸々他の世代に比べて定職にありつけていない人の割合が高いことになります。それが日本の未来にどういう影響を及ぼすのか、結構怖いですねぇ。


今日は卒論の実験で少し前に進めたので良しとしましょう。まだまだ出口は見えないけれど、一度見失った目印を見つけなおせたような気がします。