熊野古道

世界遺産にも登録された熊野古道ですが、ぱっと見には登山道です。まあ、用途も登山道なのですが、ミソは何百年も使われ続けていること。途中に100あまりの王子(神社)が設けられてきたこと。京都から往復ひと月の巡礼の旅という習慣があったこと。行幸に際しては各所で歌会を開きながらの旅だったこと。それら歴史が積み重なった登山道なのです。
でも、ぶっちゃけ登山道です。道端に由緒正しいお地蔵様とかがなければ*1
山を越え、限られた平地の村々をつないで、熊野を目指す登山道です。


*1:一々の来歴も面白い