最後のご奉公

いよいよ似非公務員見習い生活も今日で最後です。
ボスニアに来た当初は、こちらの習慣をはじめ多くの違いに戸惑いつつも、楽しくお客さんとして過ごしていましたが、さすがに2カ月も同じ生活を続けているとすっかりパターンが出来上がってしまい、今更日本に帰るのも不思議な気分です。
勤務時間の最後の一時間*1、お別れ会を開いてもらいました。
記念品として置時計をもらいました。早く日本に帰って電池を入れてあげたいです。
私としては仰げば尊しでも歌おうかと思ったら、こちらのお別れの歌「Oj drugovi jel vam zao」を教えてもらって、みんなで歌いました。
その後、夜はIAESTEバニャ・ルカのお別れ会。こちらは深夜2時まで。私の出発が午前5時なので、ありがたいです。
なぜか「裏庭には二羽庭には二羽鶏がいる」がうけたりとか、結構なハイテンション。
IAESTEの学生たちが帰った後も、寝付けなくなったベルギーの研修生が以前日本に行ったときに買ったという怪しげなおみくじの運勢を訳してあげたりしました。なんか「カーネギー曰く」とか書かれていてそこはかとなくありがたみがないのですが、いったい彼はどこでこのおみくじを手に入れたのでしょう?
そんな彼も含め、今回の研修で出会った人たちは、私の自慢の友人達です。
IAESTEは工学系の学生たちの国際的な交流を深めるのが趣旨ですが、途上国の学生たちにとっては同世代の外国人と直に触れあえる数少ない機会だそうです。一方の私も、最新の技術こそ今回は触れられませんでしたが、違う世界に触れられる貴重な機会でした。
ぜひとも身を立て名を上げたらぜひともこちらに別荘の一つでもおっ建てて、この第2の故郷に錦を飾りたいものです。
ヨーロッパから来た研修生たちの中には、今冬にも再訪する人がいるそうですが、さすがに私は無理なので、しばしのお別れです。
次に会うときには、お互いより立派になって会えるとよいと思います。
バニャ・ルカの町は、ボスニア・ヘルツェゴビナ各地から多くのセルビア人たちが移住してきており、今なお拡大を続けています。この町も、次に来たときにはどのように変わっているのでしょうか?

*1:勤務後の一時間でないところは、さすがである。