帰国への旅路

いい感じで金曜日の日記はエピローグとなりましたが、残念ながらお家に帰るまでが研修です。
日本とは時差が7時間もあるために、実時間では1日と半分、時差のために丸2日の旅の始まり始まり。
サモーチキ・ホテルを4時半にチェックアウトし、タクシーを呼んでもらいます。
朝一番のバスで行ったら、とIAESTEの学生に前の晩言われたのですが、あいにく夜のうちに雨が降って地面が濡れており、トランクも重量制限ぎりぎりアウトの状態でバス停まで移動するのもきつかったので、軟弱にタクシーを呼びます。
まあ、20キロもしない距離なので、大したことはありません。


呼ばれて飛び出た白ベンツタクシーの初老のおっちゃん。
ホテルの前に横付けし、メーターを倒してからUターンするおっちゃん。
市街を抜けるのにちょっと遠回りなルートを取るおっちゃん。
メーターを止めずに給油するおっちゃん。
深夜の130キロ2車線独占も余裕のおっちゃん。
この国に来て初めてだったら不安を感じたでしょうが、2か月も済んでいるとまあそんなもんだよって気になります。
130キロの甲斐あってか、大島空港とどっこいどっこいのバニャ・ルカ国際空港に、5時過ぎに到着。
到着してから知ったのですが、8時発の便でもチェックインカウンターは7時になるまで開かないそうです。
おかげで夜明けをたっぷり満喫できました。


8時発の便は、珍しく*1定刻通りにでチューリヒに着きました。2か月前に来たきりだというのに、いがいとレイアウトはきちんと覚えていました。
前回使いそびれた50フランで楽しもうと思います。
まずはレンタサイクルでも・・・
デポジットのために500フランをお願いします」
・・・却下。両替手数料で往復の電車代が出ます。
うーむ。思うように行かない。というか、バニャ・ルカを離れて憑き物が落ちたのか無性に論文を書かなきゃという気がして仕方ありません。
ああ、秋のチューリヒも上の空で、夕方の3時には空港でノートを広げる私。
今の私の姿を、バニャ・ルカの人たちが見たら何という事やら・・・
「あなたには・・・失望したわ」
研修生担当の人にはマジで言われかねませんねぇ。

*1:日頃の遅れがどれくらいかはわからないけれど、行きに半日遅れを経験した以上、それくらい良くあることだと思っていまう。