立体視

残念ながら、私はよくある3Dの赤青メガネとかを使った立体映像というものがなかなか立体的に見えません。飛び出る××と称したものは、軒並み赤と青のずれた映像として認識されます。
立体的に見えるときもあるのだけれど、すぐ疲れてしまうのでなかなか立体の状態を維持できません。
で、そんな私は、六本木のリモートセンシングの講習で、桜島の立体画像を作っていました。人工衛星が二つの角度から観測した桜島の映像を、上手く加工して立体視できるようにしようというものです。立体画像を作るためには、まず一番低い海面(ないしは底面)を二枚の画像でぴったりあわせる必要があります。二箇所から撮影しているので、一番低いところさえぴったりあわせれば、残りの高い部分は自動的に高さに応じてずれるので、二枚の画像を赤と青で塗り分ければ、立体画像の出来上がり。
二枚の画像の位置合わせを終えた段階で、一旦白黒画像のまま両者を比較します。片方は真上から見た画像なので、地図の通りの地形をしていますが、もう一方は南側から斜めから見ているので、桜島の山が倒れて見えます。両者を交互に入れ替えて表示すると、山がぷよんぷよん動いて楽しいです。
北側から斜めに撮影した桜島もあるので、三枚を交互に表示すれば桜島がさらにぷよんぷよん動くはずです。
私には見れない立体画像よりも、GIFアニメでぷよんぷよん動く桜島を作ってみたくなりました。