雨と傘

うちの研究室では、昼食はみんなで食べに行くのが習慣になっています。
大抵、食堂が混みあう昼休みを避けて11時半とか1時といった時間が選ばれます。
今日はたまたま11時半に声がかかったのですが、雨なので軟弱な学生は重役出勤、弁当組は弁当持参、朝食の遅かった人はまだ満腹という状態が重なったので、私と教授の二人きりでした。


うちの教授は多少の距離なら濡れてもかまわないのか、雨の日でも傘も持たずに外へ出ようとします。
本降りですし、この季節ですし、さすがに風邪を引くと思うので傘を差し掛けるのですが、教授は傘が嫌いなのでしょうか。
確かに研究室のある建物から食堂までの距離は50メートルも無いので、夕立のような降り方にでもならない限りは何とかなる距離なのですが。
それとも、濡れるのが好きで傘を差し掛けるのは実は大きなお世話だとか。
番外として「学生に傘を差し掛けられる事でささやかな優越感に浸っている」と言う教授超小物説も考えられますがそれは無いでしょう。


謎だ。