つなみ

夕べ、某歌劇団の練習後に、地震研のひとが「チリで大地震があったんだって?」と嬉しそうに言っていましたが、果たして今日は日本に津波が襲来しました。予報の3メートルまで達しなかったとはいえ、1メートル以上の津波が来たのには驚きました。ちなみに、水深1メートルでも引き波に捕まるとキロ単位で沖合いまで流されるので、津波をバカにしてはいけません。津波は「波」の形をしているとは限らず、むしろ高さを持った水の流れなので、サーフィンをするなどもってのほかです。
シンガポールで知り合った海保の人曰く、おバカな人たちが時化や津波の日に海で災難に遭うのは勝手なのですが、その人を非難させたり捜索したりする労力は無駄*1なので、ぜひ止めて欲しいそうです。彼も今日は大変だったのではないでしょうか。警報が解かれていないということは、家には帰してもらえないのでしょうか。


テレビに映る津波情報を見て、ふと携帯のワンセグを見てみたのですが、津波情報が解像度の関係で見えません。画面の端に日本列島のシルエットが薄ぼんやり見えるのですが、一体何の警報が出ているのかは分かりません。もちろん、ウェブ等で調べればすぐに分かりますが、情報を発信する以上は、受け手が受信できるようなシステムにするべきでは無いでしょうか。
折角文字を送ったりデータを送ったりする機能があるわけですから、それを存分に活用するべきだと思います。
そもそも、ワンセグは通常のデジタル放送に比べて時間遅延も解像度も負けているわけですから、視聴者に受け取らせるべき情報が届くような仕様を考えないと、単に低質の情報を別の周波帯で送っているだけになってしまいます。
先日、オリンピックをワンセグで見たときも、大きく動いている背景を処理しようとするあまりか、画面中心の選手の動きがなおざりにされていました。こういうのって、多分動画に前処理を施すことで、選手の部分だけ綺麗に写るような動画に変換できるんだと思うのですが、どうなんでしょう?どうせリアルタイムなんてワンセグには求められないのですから、前処理の一つや二つで数秒遅れたっていいとおもうのですが。


あああ何でこういう文章になってしまうんだ・・・もうちょっとウィットに富んだものを書きたい。

*1:事故を防いだり救助に当たるのは彼らの仕事ですが、被災者の数が少なければ、戦力を分散させずに一つの事件に当たれる。