大雪の徹夜ドライブ(下)

渋滞の列はじりじりとは動いていたのですが、県道11号との交差点を過ぎた橋の上で、とうとう完全に止まってしまいました。時刻は12時なので、直線距離にして5キロの道のりを1時間かけたことになります。
雪が降りしきる中、橋の上でエンジンをかけたまま待機。すぐ近くにセブンイレブンがあったのは不幸中の幸いでした。店員のおっちゃんに事情を聞くと、倒木だか車輌横転だか滑ったトレーラーが道を塞いでいるだかで、動けないらしいです。なんだか分かりませんが、当分動かないような印象でした。


橋の上で待つこと2時間、ようやく動き始めたと思いきや、2キロほど動いて再び停止。坂道の途中で1時間くらい待ちます。その後、道の駅はくしゅうの手前300メートルで再び停止。この動いたり止まったりの周期が意味不明でしたが、ガソリンの残りが4分の1程度になってしまったので、心細い思いでした。渋滞が動き始めたときに燃料切れで動けないとか、悲しすぎます。
燃料とは別の心配事として、お手洗いというものもありましたが、幸いにして300メートル先の道の駅のトイレは24時間稼動していたので、寒い中野外で、という展開にはなりませんでした。
朝の4時、そろそろ空が薄ぼんやりとしてきたころ、ようやく車が動き出しました。
渋滞を抜けきったのは、韮崎あたり。7時ごろだったと思います。
私は同乗者が居たので途中で寝てしまうことはありませんでしたが、トラックの運転手さんの中には一晩渋滞に捕まっているうちに寝てしまった人もおり、片側1車線の国道20号は、運転手がハンドルに突っ伏しているトラックを先頭に細切れの渋滞ができていました。
甲府の手前の給油所でN氏に運転をバトンタッチ。中央道も雪が残っており、運転しづらかったために、結局甲府昭和から大月インターまでしか利用せず、八王子までの残りは下道で行くことに。小仏峠はZ先輩の運転で乗り切りました。
東京に帰れたのは昼ごろ。結局殆ど寝られませんでしたが、論文が待っているので研究室に行きました。しくしく。
でも楽しくスキーをできたので、良い息抜きでした。