ちょっとずつ復旧作業

一晩ゆっくり左耳モノラルの世界を堪能していましたが、幸いにして今日の午前中に試しに耳抜き*1をした結果、無事に右耳への通気に成功しました。
まだ右耳には液が残っているために、音色というか、音質は左右でばらつきがある物の、一応ステレオの世界が帰って来ました。
周波数特性のずれが直っていないので、5.1チャンネルサラウンドとまではいきませんが、ステレオに聞こえるのは何となく嬉しい。右から来た音が右から聞こえることがこんなに嬉しいことがあるんですねぇ。
で、思ったほど酷くなかった筋肉痛*2も徐々に回復し、一方で腹痛が収まらなかったりと、まだまだ本格復旧には遠いものの、平常業務くらいなら出来るレベル。


無闇と手術をせずに様子見の判断をした昨日の先生は、さすがベテランといったところでしょうか。
それにつけても、休日診療のシフト決めって、どういうシステムで決めてるんでしょうかね。医者の休暇は大切ですが、1200万の人口を誇る東京都が休日には6件しか耳鼻科を開けておらず、しかもその一つは夫婦共白髪の2人きりで昼休みもとらずにきりもりという状況は、幾らなんでも危ういような気がします。機械的阿弥陀くじで決めてるんでしょうか。
医者は休むな、などという無体なことは申しません。むしろ過労で倒れたり医療過誤があったほうが怖いです。普通の人よりも長く多く休みを取って然るべきだと思います。
中核病院と医院の関係も、軽症の患者や急に具合が悪くなった患者などが、休日に大挙して中核病院に押しかけるわけにも行きませんから、近くの診療所で初療を受けた方が負荷が集中しないぶん、良いシステムだと思うのです。
ところが、その負荷を最初に受ける場所に対する処置が十分でないような気がしてなりません。
都心でさえこの有様なら、地方はどれだけ大変なのでしょうか。

*1:鼻を指でつまんで耳に息を通す奴

*2:先に足に水ぶくれを作ったために下山ペースが落ちたことも、かえって幸いだったかもしれない