避難訓練

今日は大地震にあわせて火事も発生したというシチュエーションで、避難訓練がありました。
火元は私のいる12階の他所の研究室という設定。
3月の地震もあってか参加者も気合を入れて…避難訓練から避難する学生多数。おいおい。今日は暑いこともあってか特に例年より少ない気がするけど、そうでもないのかしらん。うちの研究室は毎年きちんと参加するのですが、例年ごった返す非常階段がそこまで混まなかったのは、大地震の教訓が生きていたからだ、と信じたいです。


訓練で気になった点がいくつか。


実際に大地震が起きた場合、研究室の備品が倒れて下敷きになる人が出る可能性もあります。実際に3月には近くの研究室で棚が倒れました。棚くらいならば、何人かで持ち上げられるでしょうけれど、救助が容易ではない状況もあると思います。現に目の前に移動できなくなった人が居た場合に、避難してくださいと言われて、迷わず逃げる、という判断は難しいと思います。そういう慣れない判断にこそ、訓練が必要なのではないでしょうか。
火災発生の放送で「12階の××研究室で火災が発生しました」というアナウンスが流れたのですが、これだと12階の住人ならいざ知らず、他の階の人には具体的にどこで火災が発生したのかわからないのではないでしょうか。今回は最上階の研究室で火事、という想定だったので、近くの非常階段から逃げればよかったのですが、途中の階ならば間違って火元に近づいてしまう人も出るはずです。どの階段で逃げればよいのかまでアナウンスして欲しいです。
今回は試みに、防火扉を自動的に閉める訓練も行われました。うちの建物の防火扉は取っ手を引っ張ると止め具が外れて自然に閉まる仕掛けなのですが、警備室とかから遠隔で閉めることも出来るのだそうです。ところが、これが異様に遅い。防火扉が一つ一つ順番に閉まっていくのですが、どういう手順を踏んでいるのか中々閉まる気配が無い。これだと、きちんと閉まるのか故障で閉まらなくなっているのか、大変気になります。というか不安です。更に、これまでの訓練では逃げる際に人が閉める手配になっていたのですが、遠隔で閉める前に人が閉めると、警備室にはエラーと認識されるようです。つまり、故障で閉まらなかったのか、人が勝手に閉めたのかの区別がつかないらしい。設計者でてこい。
あと気になったのは、うちと理学部一号館の避難場所が同じこと。理学部と工学部では避難訓練の日が違うのですが、本番は同時に来ます。どちらも大きな建物なので、いざというときに大人数が集中すると、混乱の元になるのではないかなー。3月の時にはたまたま春休みだったから人が少なくて済んだのですが。