言うべきかなー

「ドクターの院生が輪講資料の下読みをする」を「院生の負担だから」と廃止した途端にこのざまだよ。
いや、今日は輪講(学科の大学院生の進捗報告)だったのですが、修士一年生の発表がいろいろと怪しい。まあ、研究テーマが決まって間もない上に、研究の仕方も体で覚えていないために、粗があるのは仕方がないと思うんですよ。でも、もう少しわかりやすい資料作りとか、スライド作りとか、そういうのを指導してあげてもいいと思うんです。去年までは、司会担当の博士の学生が事前に下読みしてチェックを入れていたのですが、どうやらキャンパスを移動せねばならない学生が出る、忙しい博士課程の院生の負担という意見が出たらしく、今年度から事前チェックなしになったのです。負担が大きいという主張はお説ごもっともなのですが、ただでさえ拙い発表のうえに資料が分かりづらいなら、何のための発表だかわからないんですけどねー。
輪講そのものはいいと思うんですよ。違う分野の研究を知ることもできるし、自分の知らない知識を持っている院生の意見を聞けたりする貴重な機会ですから。でも、輪講の良さが活きるには、聞ける発表ができるという前提があると思うんですよね。