petit同窓会

なぜか真昼間に高校の同期数名と会ってきました。ノリが高校時代からあまり変わらない20代後半……
いや、でも皆さんそれなりに苦労してらっしゃる感じが言葉の端々にというか近況に著しく出ていて、坊ちゃん校も不況と無縁ではないのねぇと思った次第。
私の代の場合、ちょうど学部卒の時期がリーマンショック修士卒の時期が東日本大震災という突然の不幸に2年おきに見舞われているので、現役学部卒が一番安定した感じに職にありつけ、同じく修士卒が何とか仕事にありつけ、浪人や留年で一年周期がずれたばっかりに地獄を見るという感じなので、内部要因と外部要因が見事にマッチして途中経過がきっぱり別れたというべきでしょうか。まだみんなあと50年くらい生きるはずなので、この先が楽しみです(他人事ぢゃないだろ)。
高校の友人たちの動向を見るに、すごく平たく言うとストレートで大学に入って業種もえり好みせず、うまいこと立ち回って行けそうなところに潜り込んだやつが勝ち、ただし人生として楽かは別、みたいな現状でした。所謂お手本通りの人生が最終的には損をしない、はいつの時代でも確かなのですが、それ以外のルートが軒並み厳しすぎる感じがするところは困ったものです。人生に分岐点があったとして、それが「どちらに行ってもよい」構造であった時代が、果たしてあったのでしょうかという印象を持ちました。意図があるか他に道がないのでなければお手本に従わねばならない、というのが窮屈な感じがします。そして、分岐点の真上で窮屈を感じてしまったら一巻の終わりという状況なのです。