留学フェア

大学主催の留学フェアなんてものがありまして、そこで体験談を話せということになりました。
発表者は5人で、個人留学、交換留学、短期留学、海外ボランティア、海外インターンと、行先も手段も目的も違っており、なかなか楽しめました。ボスニアのような途上国へ行ったのは私だけかと思ったら、青年海外協力隊タンザニアに行った人もおり、イロモノ感が薄れてよかったです。
各自が体験を6分間のショートプレゼンテーションで語った後、まとめてトークセッションをしました。さすがに大学が学部生を勧誘するために集めただけあり、何か目的をもって海外へ行く人ばかりでした。まあ、無目的に留学してもつらいだけなので、目的をもって、それに合った手法で海外に行くのは良いことです。
新聞社の取材も来ていましたが、記事になるとしても恐らくアメリカやイギリスへの留学体験の方であり、私の話が載ることはないでしょう。さすがに全国ネットでボスニア行って技術研修受けてきましたは、ネタ以上の何物にもなりません。3年も前の出来事ですしね。そもそも、博士課程進学希望者が海外技術研修に行き、しかもそれなりに海外慣れしていて海外生活には特に不安がなかったとなると、お話としては面白くても参考にはなりません。それよか一般的な、それこそモデルケースのような留学を取り上げて、海外経験を積みたい意識の高い学生が、見知らぬ土地での生活といった不安を乗り越えて留学し、一回り大きくなって帰ってきた、みたいな記事の方が、評判は良いでしょう。
なにはともあれ、みなさん、機会があったら海外で生活しましょう。奨学金などもたくさんあるので、きちんと準備すれば元手はなくとも海外へ行けます。