インドは今日も暑かった(2)

日本との時差が3時間半しかないため、朝の3時に一度目が覚めてしまいました。二度寝していたら、6時半に新聞と甘いミルクティーが来ました。ぜいたく。
日曜日なので、今日は旅の疲れを癒しつつムンバイの観光になりました。
インド名物オート三輪のタクシーで駅に向かい、列車でムンバイの中心地に向かいます。

オート三輪のタクシーは「オートリキシャー」と呼ばれます。日本の人力車から来ている「リキシャー」に動力がついてオートリキシャー。もはや人力車はなくなったのでオート、もしくはリキシャと略します。
インドの電車というとドアから身を乗り出すほどぎゅう詰めの電車ですが、実はあれはぎゅう詰めだから身を乗り出しているとは限らないようです。というのも、乗客の少ない電車でもドアを開け放して2〜3人が常にそこから身を乗り出しているのです。どうやら、湿度が高く蒸し暑いので、風に当たっているようなのです。鉄道会社も承知しているのか、ドアが勝手に閉まらないよう留め具で止めています。本格的に混んでくるのは屋根や車両の隙間に入る人が出てからのようです。

そんな電車に揺られて30分ほど。ムンバイ中央駅で下車しました。イギリスの植民地時代の駅らしくヨーロッパ風の意匠です。強いて言うなら建材が現地のもので色が明るく、窓のてっぺんががインド風に玉ねぎ型をしているくらいです。駅前には三輪タクシーがおりません。市内は郊外と渋滞防止でオート三輪の乗り入れが禁止されているのです。
駅の近くで昼食を摂り、インド門へ行きました。

昔は門の中まで自由に入れたようですが、数年前のテロ事件以来、手前の交差点で全員下車し、セキュリティチェックを受けねばならなくなりました。また、門も外から眺めるだけで、柵の中には警備の兵士がいるだけです。ううむテロリスト、許すまじ。