東北へ(2)

久慈市あまちゃんの舞台ということもあって街中はあまちゃん関係のものが結構あるのですが、私が気に入ったのは琥珀八日市

道の駅が街中にあるので、国道から道の駅までの通りに市がたつのです。

年の瀬ということもあってか長い長い人参やら大きなキャベツやら白菜やらが売られていました。買って帰れないのが残念です。
さて、本命のこたつ列車です。茶色い塗装のこたつ列車は週末のお昼に一往復、三陸鉄道北リアス線を運行します。去年までは津波の被災地で復旧工事が済んでおらず久慈から終着の宮古までを通せるようになったのはつい最近のことです。東京ではなかなか報道されませんが、まだ復興の工事もあちこち済んでいませんし、オリンピックの開催が決まってからは人手不足も深刻になったようです。


こたつは8卓並べられており、定員が32名。こう聞くと少ないようですが、観光客の呼び込みには一役買っているのでしょうか。居心地はやや狭いですがなかなか良い感じです。

そして、お弁当。こたつにこもって駅弁ですよ。東北の海の幸を詰め込んだおいしいお弁当でした。

なお、海辺はまだ復興工事の真っ最中で、冬景色も相まってさみしい感じに。堤防が完成すると海が見えなくなる地域もあるそうで、そういう点を踏まえると伊豆急のように海の眺めを見せる内装の車両ではなく、こたつを使ったのもうなづけます。沿線では30メートルの津波が来たところもあるそうですし、橋が流されたところもあるそうです。

とちゅうで「なもみ」というなまはげの岩手版みたいなものがやってきてくれます。わるいごはいねがー