chantez!

辞書見てないので間違ってるかもしれませんが、タイトルはフランス語で「歌え!」にしたつもりです。
朝、駒場キャンパスに集合。みんなで音合わせをします。歌っていないとキーがあがってバスの音符についていけなくなるので、歌う日にはこれをやらないといけません。ドレミファソファミレド〜。ド、ソ〜ファミレド〜。のパターンをキーをあげつつ頭とのどに思い出させる。みんな割りとリラックスしていた中で、一人音合わせに熱中していたのには、わけがあります。11時に私一人だけ先に練習を切り上げなければならないのです。
目的地は原宿。表参道をくだり、明治通りに出て、大学生協の建物に行きます。この日、海外語学研修の説明会&カウンセリングがあるのです。
入り口でAEONの人に、実力診断で30分ほど英会話をしてみないかと誘われるものの、丁重に断りました。オペラの開演に間に合うには、二時半までに本郷キャンパスでスーツに着替えていなければならないのです。無料とはいえ、30分のロスは痛い。
説明会&カウンセリングというのは、各語学研修会社のブースが10個くらい部屋の中に並んでいて、そこで学生がシステムやプランについて説明を受けるというもの。ホームステイと現地の語学学校での授業というプランがスタンダードです。パンフレットは生協に山と詰まれていますが、会社の人と生で話すことで、より多くの情報を手に入れられます。特に私は、大学の予定を考えるとホームステイは3週間が限度なので、短い時間を有効に使うべく授業数の多い語学学校に通うプランを探さねばなりません。実はというかなんと言うか、私は大学に入る前に3回ほどホームステイしたことがあるので、そろそろ英語漬け生活が恋しかったというのもあります。当初は一度ホームステイした事のあるカナダかオーストラリアにしようと思っていたのですが、EUROCENTRESのおばさんに「それだったら日本人の少ないイギリスに行ってもいいんじゃない?」というアドバイスをもらい、突如「8月イギリス滞在プラン」が赤丸急上昇。BRCのお姉さんの「コーチェスターっていうところの学校がとっても穴場で、去年行ったは日本人一人しかいなかったんですよ」が私の琴線に触れ「コーチェスター3週間の旅」がかなり具体的な予定になってしまいました。
やはりイギリスはそそります。
そうこうするうちに、早くも1時。一旦帰宅してスーツと蝶ネクタイをかばんにつめ、本郷にとって返します。男性控え室は増築に建て増しを繰り返してダンジョンと化した法文1号館の再奥部。「ここから先はA1〜A6の教室しかいけません」の建て看板を無視して階段を昇ると目的地のB4教室にたどり着きます。もはやあははと笑うしかありません。
そして今日のその時がやってまいりました。*1赤穂浪士の討ち入りよろしく白のシャツに黒のスーツ、蝶ネクタイで正装した男声合唱の面々は、あの安田講堂にやってきたのです。
が、しかし。歌詞を忘れた私は、隣の人の音を聞きながら歌う箇所と歌詞を思い出しつつ歌うというきわめて綱渡り的な歌い方をし、オーケストラはソロパートでしくじり、キャストは一部音程が怪しいという、識者の青筋が目に見えるような事態に。
大がつくほど失敗したわけではないのですが、7月の本公演まで、各自研鑽を怠ってはならないというよい教訓を得られました。
歌い終わったら、スーツを脱ぎ捨て、ビリヤードサークルのチュロスの売り子に転向。
今日は遊びすぎたな〜

*1:松平キャスターふうに