第二夜、週末の予定
ホストファミリの年齢がプロフィールよりも二歳成長していたことはすでに書きましたが、今回はその詳細をチョコチョコッと書いてみましょう。お父さんは細面でメガネをかけた典型的なイギリス人。昨夜リヴァプール対ハイファのサッカーの試合のテレビ中継を観て盛り上がっていました。お母さんはイギリスの女性にしては小柄なほう。声が高くて張りがあり、常に音楽を聴いています。ちょっと口やかましいかも。
長男さんはいま２６歳、結婚して家を出たのでプロフィールには載っていませんし、私もお目にかかれませんでした。次男さんはプロフィールで２０歳だった２２歳です。確か技師さんだったはずで、服を着るといい体格に見えます。普段、家では上半身裸でうろついており、話してみるとなかなかの好青年。三男さんは夏休みのため、家の外で友達と遊んでいるか自宅で兄貴や犬とじゃれあっています。がっしりした兄と違って細い顔と少年の体格をしています。末っ子さんは女の子で食べ盛りのせいか少々太め。自宅ではテレビをよく見ています。最後にわんこ。私は犬種についてはよく分からないので見た目だけを書きます。体長６０センチくらいの中型犬、やや毛の長い真っ黒い犬です。始終家の中をうろうろしています。
一緒に暮らしているので日常会話がよく聞こえるのですが、やっぱり半分くらい分かりません。イギリスの発音だからではなく、単語の切れ目やスピードの変化についていくのが結構難しいのです。学校の先生は生徒に聞こえるようゆっくりはっきり発音してくれますし、BBCをはじめとするテレビも視聴者が聞き取れるようはっきりとしゃべっているのですが、やっぱりネイティブ同士、面と向かっての会話は聞き取りづらい。もちろん、会話なのでお互いがあらかじめ了解していることを省略しているというのもあるのでしょうが。
さて、週末の予定を立ててきました。
ロンドンへは行きません。
土曜日は学校主催のツアーでカンタベリーへ行きます。英国最大の巡礼地です。かつてそこで国教会の大主教が暗殺されたとか、その後そこで奇跡が起きるようになったとか、カンタベリー物語だけでなく、いろいろ見所にあふれた町のようです。
日曜日はケンブリッジへ行きます。ケンブリッジというと大学都市として有名ですね。しかし、申し訳ありませんが、ケンブリッジの大学はメインの予定には入っていません。本命はそこから南に２０キロのところにあるダクスフォード帝国戦争博物館*1です。これは完璧に趣味の世界の話ですが、今週の日曜日にスピットファイア開発７０周年記念の特別展をやるんです。集められる限りのスピットファイアが展示されて、デモンストレーションまでおこなわれるんですよ奥さん！かつての空軍基地を改造した博物館だけあって、それ以外にも実物の展示が山ほどあるのだそうです。早速昨日、ケンブリッジ行きの切符を駅で買ってきました。
早くも週末が楽しみで仕方ありません。
次回は私が実験台にされた話でも
